🍞 きっかけは「しらすチーズのバケット」から
今回のテーマは、タイトルの通り「ダンナがテレビで見たしらすチーズのバケットを食べたいと言っただけなのに誰がここまでしろと言った」です。私もその一言を聞いたときは「あぁ、それならパンにしらすとチーズを乗せて焼けばいいんでしょ」と軽く受け止めたのですが、料理好きの悪い癖で「せっかくだから」と広がり始めました。結果として、バケットのためだけに準備したはずが、いつの間にかワンプレートのイタリアン風ランチに、さらにはデザートのパフェまでついてきました。自分でも「誰がここまで求めたんだ」と心の中でツッコミを入れながらの調理です。
「しらすチーズ」って、塩気とコクが合わさるから間違いなく美味しいんですよね。だから、そこを主役に据えるのは良い。けれども、それをただ焼いただけで出すのは、なんだか自分の中で物足りない。これまで積み重ねてきた「盛り付け遊び精神」が勝手にうずき出して、周りにあれこれ付け加えてしまいました。
🍅 ワンプレートにどんどん広がっていく罠
最初は、しらすチーズを焼いたバケット一種類だけの予定でした。けれど、気づけば「せっかくなら他のバリエーションも…」とトマトのブルスケッタを追加。さらに「きのこのソテーを乗せたら美味しいかも」と二種目。そして「やっぱり焼き野菜やチキンの一口サイズも並べたら豪華に見えるよね」と追加、追加の連鎖。
そうなると、メインがバケットなのか、サイドなのか分からないくらいに盛りだくさんになっていきます。しかも今回はスープまで用意してしまったので、完全に「おしゃれなランチプレート」状態です。自分でやっておいて言うのも何ですが、どうして私はこう「加速」してしまうのでしょう。
ワンプレートは料理の種類が多いほど華やかになりますし、少しずついろんな味を食べられるのが楽しい。だけど、冷静に考えると「しらすチーズバケットを食べたい」と言われただけでここまで広げるのは、明らかにやりすぎなんですよね。でも、料理好きあるあるとして、共感してくださる方もいるのではないでしょうか。
🥗 野菜と彩りは止められない
料理を作るとき、どうしても「野菜で彩りを足さないと気が済まない」癖があります。今回も、サラダを少し盛り付ければいいのに、トマト・ブロッコリー・コーン・さつまいも…と、結局ワンプレートがカラフルになりました。
「野菜がいっぱいで体に良さそう」と思う反面、「いや、そこまで野菜を並べろとは誰も言ってない」と頭のどこかで思いながら準備していました。でも、彩りって大事なんですよね。せっかく料理をするなら、見た目も楽しくしたいし、食べる瞬間に「わぁ！」ってなる喜びが欲しい。その小さなこだわりが、結果としてお皿をいっぱいにしてしまいます。
そして、気づけばバケットが端に追いやられ、「今日はバケットの日」だったはずなのに「盛り合わせの日」になっている。そんな本末転倒感すら笑えてきます。
🍝 ついでにパスタも、という暴走
さらに悪いのは「ついでに」精神。バケットに合わせるなら、ちょっとしたパスタもあると雰囲気が出るな…と考えたら最後。冷蔵庫にあった明太子を使って、さっと明太パスタを作ってしまいました。気がつけば、完全に「カフェ風ランチプレート」完成です。
ダンナには「しらすチーズだけでよかったんじゃ？」と半分笑いながら言われました。確かにそうなんです。けれども、作ってしまった以上は食べてもらうしかない。こうしてテーブルいっぱいの料理を前に「贅沢ランチになったね」と言いながら食べました。
🍨 デザートのパフェでトドメ
もう一つの暴走はデザート。実は冷凍してあったベリーとヨーグルトを見つけて、「せっかくならパフェにしてみよう」と手が動いてしまいました。グラスにヨーグルトを重ねて、フルーツをのせて、仕上げにミントを飾れば立派な一品。ここまで来ると、しらすチーズバケットがきっかけだったことを忘れそうです。
食後にパフェまで出したとき、ダンナが「いや、ほんとに誰がここまで頼んだんだ」と笑っていました。私自身も「ほんとそれ」と返しながら、一緒に完食。結局、こうして全部食べてしまうんだから、作りすぎても結果オーライなんですよね。
🍴 まとめ：料理好きの止まらない性
結局のところ、料理好きにとって「一つ作ると連鎖する」というのは避けられない現象なのかもしれません。しらすチーズのバケットだけでよかったのに、気づけばサラダやパスタやパフェまで揃った豪華ランチ。
でも、これが私のスタイルなんだろうと思います。言われた以上に広げてしまうけど、その分、食卓に笑いと驚きが増える。作りすぎた感とともに「やりすぎたなぁ」と笑えるのも、また一つの楽しみなのかもしれません。
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