【エッセイ】かき揚げで土下座したあの日から

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🥕かき揚げで土下座したあの日から

今でこそ「盛り付けがきれい!」とか「器のセンスが素敵!」とか言われることが増えましたが、実はほんの5年ほど前まで、料理は本当に苦手でした。

どれくらい苦手だったかというと、初めてかき揚げを作ろうとした時、完成したものが……
「油まみれの野菜くず」だったのです。

何がどうしてこうなったのか、油に落とした瞬間からバラバラになり、
「野菜、散りました」と言いたくなるレベルの漂流物たちが鍋の中を漂っていました。
今思えば油の温度が低すぎただけなんですけどね…

しかもその日はそれがメインのおかず。
テーブルの上には、黄金色のはずだったかき揚げの残骸と、私の土下座している背中。

いつも笑顔のダンナが「さすがにこれは…」と白米だけを食べてたあの日のことは、今でも忘れられません。
でも、それがスタートだったのです。

今はちゃんと作れるようになりました

今はちゃんと作れるようになりました

🍚ホカホカな“生米”と、生焼けチキンの衝撃

かき揚げはまだマシだった――という衝撃の真実が、こちらです。

  • 米を炊くのに「水を入れ忘れる」→炊飯器を開けたらホカホカなだけの生米
  • 鶏肉の照り焼きが焼けたと思って出したら、中がピンクのまま → 生焼けでダンナ震撼

もはや、食卓という名の「命の危機」。
料理を振る舞う以前に、殺意のこもった事故物件になりかけていました。

でも、失敗ってだいたい笑い話になるんですよね。
今なら言える。「米って、水入れないと、ただの温かい米粒なのね」と。

🥡うちで一番活躍してる食器はジップロックです(マジ)

「器が大事!」「料理は見た目から!」とか語ってたくせに……
我が家で一番使ってる食器、
それは――ジップロックコンテナ(20箱)です。

包丁より取り出しやすい場所に鎮座し、
冷蔵庫では常にスタンバイ。
保存に、詰め込みに、配布に大活躍。

家に人が来たときは「これ余ってるから」と言って、
無理やりごはん詰めて持たせるというタッパー圧。

ガラスの器も素敵だけど、うちの主役はジップロックなのです。
割れないし、スタッキングできるし、なんだかんだ最強。

✍️特技いろいろあるけど、全部活かせる職業はどこにある?

ここで突然ですが、わたしの特技リストをどうぞ。

  • 絵が描ける
  • デザインもできる
  • WEBコーディングできる(HTML/CSS/JavaScript)
  • 文章を書くのが好き
  • Excel関数ガチ勢

すごくない?これだけ見たら、
「会社に一人いたら何でもできるスーパーマン」って思われがちですが、
残念ながら……料理と全部を活かせる職業は世界に存在しません。

だって、レシピを書いて、表紙も描いて、WEBに上げて、分析までして、
その上で自分でそのご飯を作って冷蔵保存してるって、
完全に一人出版社+シェフ+物流の倉庫係なんですよ。

でも、楽しいんです。
これが趣味でよかった。仕事だったら泣いてる。

🤣まとめ:失敗もネタになれば勝ち!ジップロックは正義!

料理って、失敗しないと上手くならない。
むしろ、失敗して土下座して、そのあとジップロックで保存するくらいのメンタルがあると、
意外と続くし、楽しくなってくるんです。

「料理、全然ダメだったんです〜」と笑いながら、
今は「盛り付けの鬼」になっている私が言うので間違いないです。

そして声を大にして言いたい。

どんなに立派な器より、洗いやすいジップロックは裏切らない。


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