【STEP3】ちょっと特別な「器」を探してみよう
「こういうのでいいんだよ定食」が作れるようになり、 「自分の食べたい一品から献立を組み立てる」ことも少しずつ慣れてきたあなた。 ……おめでとうございます、もうここまで来たら素質ありまくりです!
ここで次のステップに進みましょう。 それは――「お気に入りの食器を1つだけ買う」こと。
これはちょっと出費が必要なステップですが、実はこれがすごく大事。 しかも、いきなり揃えなくてOK。「たったひとつだけ」でいいんです。
- ネットで偶然見かけた、可愛い模様の茶碗
- LOFTや雑貨屋で一目惚れした大皿
- 古道具市で見つけた、年季の入った豆皿
自分の心が「ときめく!」と思った器を、ひとつだけ手に入れてみてください。 それは、これから何度もあなたの食卓を彩ってくれる“相棒”になるはずです。
🍛器が決まると、入れたいものが自然と浮かんでくる
その器を見て、こう思いませんか?
- このお皿には、夏野菜たっぷりのカレーが似合いそう!
- この茶碗に、秋の炊き込みご飯をよそったら素敵かも
- この豆皿、彩りのいい副菜をちょこんと盛りたいなぁ
……そう、それが正解です!
器があると、「その器に何を盛りたいか」が自然と頭に浮かんできます。 これって実は、料理上手さんが無意識にやっていることなんです。
器→メイン料理→副菜の構成 という流れで考えるのは、めちゃくちゃ実用的で、しかも楽しい。
買った器が活かせる料理ってなんだろう?と考えるのは、 まるで小さなパズルを組み立てるようなワクワク感があります。

🔁前のステップと、このステップを“ぐるぐる”繰り返すだけ
ここまでくれば、あとは前のステップとこの器ステップをぐるぐる回すだけです。
- 「ネットで美味しそうなパスタを見かけた」 →「あの器に合うかも!」 →「なら副菜は彩りを足して…」
- 「和柄の平皿を買った」 →「おにぎりを並べて朝ごはんっぽくしたい!」 →「お味噌汁と卵焼きもつけようかな」
こんなふうに、料理と器が双方向で影響し合うようになります。
何かを作りたくなったら器を思い出す。 いい器を手に入れたら、それに似合う料理を考える。 この循環を回し続けていくことで、盛り付け力と献立力が、自然にどんどん伸びていきます。
🧾困ったときは「チェックリスト」「気合献立」「仕組み」を見返して
でももちろん、毎回スムーズに決まるわけではありません。 「この器、可愛いけど何入れよう…」 「このメニュー、器はどうしよう…」 「色味がかたよっちゃった…」
そんなふうに、ちょっと詰まった時には、これまでのステップで紹介した
などの記事を見返してみてください。
ヒントや方向性がひとつ見つかるだけで、「なんとなくの不安」がすっと晴れることもあります。 そして何より、そうやって考えて、作って、食べたごはんは―― どんなに地味でも、どんなに簡単でも、ちゃんとあなたの“作品”です。
🧺「ときめき」とお値段のギャップは、自分にとっての“価値”で決める
器を選ぶときに、よくあるのがこのパターンです。
「これいいかも」と手に取って、「1000円くらいかな」と思いながら値札を見たら――「3万円だった」。
そのとき思ってしまうかもしれません。「わたし、センスなさすぎる…?」と。
でも、大丈夫。 それはあなたにとっては1000円の価値しかないものだった、というだけです。
逆に、値段を見て「わ、ちょっと高いけどこれなら…!」と納得できたなら、 それはあなたの“ときめき”と“実際の価値”がちゃんと釣り合っていた証拠です。
器との出会いは「恋」と同じ。 予想外の値札にびっくりすることもあるし、見た目と価格がぴったりだったときの安心感もある。
大切なのは―― 自分のときめきに見合ったものを、無理のない範囲で選ぶこと。
ブランドでも流行でもなく、「自分が使ってみたいかどうか」で選ぶ。 それがきっと、これからの料理をもっと楽しくしてくれますよ🍵
✨まとめ:器は「食卓の主役」を引き立ててくれる名脇役
料理をもっと楽しく、もっと「自分らしく」したいなら、 お気に入りの器をひとつだけ持つことは、本当におすすめです。
大事なのは、値段やブランドじゃありません。 自分の気持ちが「いいな」「使ってみたいな」と思える器かどうか。
そしてその器に、あなたの“食べたい”を盛っていく。 それが続いていくと、もう料理は「義務」じゃなくて、「趣味」になります。
気合いも手間も、無理にかけなくていい。 でも「ときめき」だけは、ちょっとだけ大切にしてみてくださいね🍀
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