品数が多く見えるのは、ちょっとした仕組みのおかげです
「わぁ、今日の献立、何品あるの!?」「どうやってそんなに作れるの?」
ありがたいことに、そんなふうに驚いてもらえることがあります。

でも実際のところ、すごい知識や技術があるわけではなくて、いくつかの“自分ルール”に沿って組み立てているだけなんです。
今回は、実際に私が日々の献立をどうやって整えているか、どんなふうに品数が“自然と”増えていくのか、
以前ご紹介した気合献立の作り方やチェックリストを土台に、リアルな“料理の組み立て方”をご紹介します。
🍳メインと器が決まったら、チェックリストで「足りないもの探し」
献立の出発点は、特別なアイデアではなく、気合献立の記事でご紹介した通り「今日はこれが作りたい」「この器が使いたい」という気分です。
たとえば、「サバの塩焼き」と決まったら、あとはテーマや季節感に合わせて副菜や盛り付けを組み立てていきます。
ここで活躍するのが、別記事でまとめたチェックリスト。
- 色は茶・白・緑・赤・黄が足りている?
- 味のバランスは?しょっぱい・甘い・酸っぱいなどがある?
- 食材の主役と副素材のバランスは?
「赤と酸味が足りないな」と思ったら、検索で「トマト 酢の物」
と調べるだけ。それで十分補えるんです。
🍅冷蔵庫と買い物の時点で「献立の伸びしろ」を作っておく
毎回10品作るわけではありません。むしろ、“作る前”の準備が8割。
1. 色や食材のバランスを先にイメージしておく
- 緑(ブロッコリー、小松菜、しそ)
- 赤(トマト、パプリカ、人参)
- 白(豆腐、大根、長芋)
- 黄色(とうもろこし、卵)
- 茶・黒(ちくわ、きのこ、海苔、ごぼう)
2. “控えの食材”を常備しておく
- さつまいも
- なす
- かぼちゃ
- ミニトマト
- しそ
- 卵
- 豆腐
- ちくわ
「使わなくても大丈夫」な安心食材たちを置いておくことで、バランスの微調整が可能になります。
🥬市販の惣菜や漬物だって立派な“戦力”です
全部手作りじゃなくてOK。惣菜やお漬物も、おしゃれに盛れば大活躍。
- 柚子大根、赤かぶ漬け
- ひじき煮、切干大根
- おはぎ、厚焼き玉子など
器に移すだけで“自分の料理”っぽくなるのも、ちょっと楽しいポイントです。
🌸今日は10品も作れた!って思えたら、それはもう自分の勝ち
工夫を重ねた結果、食卓を見て「わ、今日10品あるじゃん!」と思える瞬間。
その達成感こそが、料理のごほうび。
すごいと言われるより、「私えらい!」って思える自分がいること。
それが、気合献立を楽しむいちばんの秘訣かもしれません。
👩おわりに:品数が多く見えるのは、“ちょっとした意識”の積み重ね
特別なことはしていません。でも、ちょっとの意識と準備が、献立全体の見え方を整えてくれます。
- 主菜が決まったら「足りない色や味」を探す
- 買い物の時点でバランスを想定しておく
- 市販品も味方につける
- できた品数をちゃんと数えて自分を褒める
その積み重ねが、気づけば「盛り付け上手だね!」と言ってもらえる献立につながっていくのだと思います。
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