今日の主役は「とうもろこしご飯」
この日はもう、とうもろこしご飯が主役で決まりです。炊飯器のふたを開けた瞬間、甘くてやわらかい香りがふわぁっと漂ってきて、「あぁ、これだけで今日は勝ったな」と思いました。
白いご飯の中に、黄色い粒が宝石みたいに点々と散らばっていて、視覚的にもテンションが上がります。何の特別な技もなく、ただとうもろこしを一緒に炊いただけなのに、これだけで「ちょっといい食卓」に見えてしまう…ありがたい食材です。


🍲 具だくさんのきのこ味噌汁
味噌汁は、とにかく冷蔵庫に残っていたきのこを全員集合させました。しめじ、えのき、それに油揚げ。具をこれでもかと入れると、汁物というより“きのこのお風呂”状態です。
きのこって、調味料を足さなくてもじわじわ旨みが出てくれるから助かります。作っている時は「ただ入れただけ」なのに、口に入れると「え、これちゃんとだし取った?」みたいな味になる。このズルさは、忙しい日の救世主です。
🥗 小鉢いろいろ、役割いろいろ
この日の丸盆は、小鉢祭り。オクラと長芋はネバネバとシャキシャキの食感コンビで、食べていて飽きません。浅漬けのきゅうりは、口の中をリセットしてくれる“お口の救急車”みたいな存在。
トマトとニラの和え物は、酸味がちょっと効いていて全体を引き締める小技役。小鉢って、単品で見ると地味なんですが、集団で並べると急に仕事感が出るんですよね。まるで脇役が集まって舞台を引き立てるみたいに、主菜の見栄えを倍増させてくれます。
🍖 鶏つくねと豆腐キムチ
主菜は鶏つくね。しそを混ぜ込んで焼き色をしっかりつけたら、香ばしさがぐっと増して「これ、思ったよりご飯が進むやつだ…」と自分でびっくり。ふんわり柔らかい仕上がりを目指したはずが、思いのほかしっかり食感。でもまぁ、それはそれでお弁当にも入れやすそうなので良しです。
そして、ひっそり隣にいるのが豆腐キムチ。これは冷たさとピリ辛のコントラストがクセになって、気づくとよく作っています。丸盆の上でつくねと並べると、性格の違う二人が肩を並べているようで、見ていてちょっと楽しい。
🍮 甘いもので締める
最後はマンゴー。切って盛っただけですが、鮮やかな黄色がとうもろこしご飯とリンクして、全体の色のまとまりがよくなりました。フルーツって、食後の「お、まだあるぞ感」が好きです。これがあるだけで、満足感が二割増し。
📝 今日のまとめ
今回、たまたま品数が多くなったけれど、やっぱり多いと安心感があります。私の場合、少ない品数でバランスを取るのはどうも苦手。むしろ多く作った方が「なんとなく整って見える」というごまかしがききます。
それでも、ひとつひとつ食べながら「あ、これはこの組み合わせで良かったな」と思える瞬間があれば、それで十分。完璧を目指すより、食べるときにちょっと嬉しくなる方が、私にとっての正解です。
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